宮間利之とニューハード
TOSHIYUKI MIYAMA AND NEWHERD
1976年4月5日撮影 全盛時代のニューハード
鷹野潔p
福島靖b 上高政道tb 鈴木孝二as 多田賢一bs
福島照夫b-tb 森守ts 岸義和tp 武田和三tp
塩村宰tb 山木幸三郎g 井上誠二ts 神森茂tp 山口耕二朗tp 片岡輝彦tb
宮間利之ldr 四方田勇夫ds 白井淳夫as
宮間利之さんが2016年5月24日老衰のため亡くなられた。(94歳)
お通夜・告別式はご親族・及びニューハード関係者(メンバー、OB)のみで執り行われた。
ニューハードの演奏を聴き、宮間さんを偲び、想い出を語る会である「宮間利之を送る会」
が2016年6月18日新大久保 スペースDoで行われました。
結成67年
妥協を許さない宮間利之が創造したニューハード・サウンド
1951年に宮間利之が結成したビッグコンボ「ジャイブ・エーセス」が
1958年に増員、補強されて「ニューハード・オーケストラ」となった。
結成当初はダンス・バンドとしてのスタートであったが、しだいに、メンバー
の山木幸三郎、高見弘らが書いた、バップ・アレンジを演奏するようになり、
60年代中期には、モダン・ビッグバンドの地位を確立。モダン・ジャズ・フ
アンに圧倒的人気を持つようになった。60年代後期までは、シャープの追手
に甘んじていたが、69年に佐藤允彦らを起用して録音した「パースペクテイ
ヴ」により、時代はニューハードの時代へと突入。(このアルバムは日本のビ
ッグバンドアルバム初の傑作(企画・作編曲・演奏)として永く記憶されるで
あろう。)以降、1970年代は、優れたアヴァンギャルド作品の録音、数回の海
外遠征、画期的な定期無料コンサートを行うなど、人気、活動両面にわたって全
盛時代となる。シャープ同様、すべてのスタイルの演奏を行ってきたがやはりモ
ダンなアレンジメントが一番よくニューハードに合っている。結成後間もなく入
団した山木幸三郎は多くの優れた作編曲を提供しニューハードの発展に大貢献。
山木の書いた優れた和風オリジナルも非常に味があり、このバンドの持ち味である。
近年は定期演奏会の開催、学校鑑賞会、佐藤允彦の新作の発表等、以前と変
わらぬ意欲的な活動を展開したが宮間利之は2016年5月24日老衰のため94歳で
亡くなった。しかしニューハードは宮間亡き後も川村裕司の指揮のもと宮間利之の
スピリットを受け継ぎ活動中。
宮間利之ニューハード
川村裕司(ts,cond)
竹田恒夫, 牧原正洋,菊地成浩,伊勢秀一郎(tp)
三塚知貴, 中 雅志, 高橋英樹, 朝里勝久(tb)
澤田一範, 渡辺てつ(as) 鈴木 圭(ts), 宮木謙介(bs)
山木幸三郎(comp,arr,g), 松本全芸(p), 坂田 稔(ds), 堀 剛(b)
2018年 今後のスケジュール
5月4日 新宿SOMEDAY創立37周年記念「BIG BAND FESTIVAL」 (終了)
7月28日 ヨコスカジャズドリーム2018 出演。 (横須賀芸術劇場) (終了)
9月29日 シリーズライブVOL.17 (終了)
モダンジャズ傑作集 (新大久保 スペースDO)
10月15日 ビッグバンド黄金時代 (めぐろパーシモンホール) (終了)
宮間利之ニューハード 見砂和照と東京キューバンボーイズ
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協力・資料提供:山本 茂 角田泰彦(リトル・ビート)
森岡甫宏
ニューハード・レコード・リスト 協力:山本 茂