1964年〜1971年 東京ユニオン結成
1964年 5月16日 野村良(as)をリーダーに「野村良と東京ユニオン」結成される。
高橋達也(ts)も結成時に入団。(スイングジャ-ナル65年1月号には64年9月結成とあるが?)
主なメンバーは
野村良,渡辺明(as),高橋達也(ts),伏見哲夫,河本豊弘(tp)
田中彰(tb),平岡唱三(ds),藤尾正重(p)等16人編成。
(65年1月号のスイングジャーナル誌には本名の高橋達郎と紹介してある。)
[野村良の略歴]
49〜50年頃クール・キャッツを結成(宮沢昭tsを含む),その後東京キューバンボーイズに入り,
コンサートマスターを務める。61年頃,デーブ・ベルオ・オクテット風のバンドを作り,その後渡辺弘
とスターダスターズに入団,3年間コンサートマスターを務め,その才能が買われて,62年に結成
されたスターダスターズ・ジュニアのリーダーになる。(65年1月号のスイングジャーナル誌P58より引用)
・高橋,河本,藤尾が好アレンジを提供し恵まれたスタートとなった。
・ボビイ・ランデルの伴奏,TBSの「スターライトミュージック」,フジTV「ミュージック・フエア」に出演。
・新宿コマ劇場で上演されたミュージカル「アニーよ銃をとれ」(日本初演)の音楽を演奏して
大変評判になった。 指揮:神津善行
1964年10月31日〜12月13日 (44日間上演)
主演:江利チエミ (他に宝田明 岡崎友紀らが出演)
キングレコードにサウンドトラックLPを録音
●アニーよ銃をとれ(キング:SKJ-1065)
全10曲収録 (そのうち2曲はニューハードが伴奏)
編曲:若松正司 山屋清
・この頃日野元彦ds や片岡学tp (61〜62年ニューハード 63〜64年ノーチェ・クバーナ)
がメンバーに在団した時期がある。
●日本コロムビアに映画主題歌集を録音した。
8月 リーダーが渡辺明(as)に代わる。「渡辺明と東京ユニオン」に。
以下結成当時の写真 1964年
2代目リーダー 渡辺明 初代リーダー 野村良
高橋達也ts 渡辺明ss
伏見哲夫tp
野村良as 渡辺明as 高橋達也ts
1965年 1月 来日したパット・ブーンの伴奏を務める。実況録音LP有
●「パット・ブーン/トーキョー65」 (ビクター〜ドット:SWG-7001)
パット・ブーンwithポール・スミス・トリオ・アンド・オーケストラ
夏 リーダーが山屋清(as,ts,bs,comp,arr)に交代。「山屋清と東京ユニオン」に。
10月 初来日したコニー・フランシスの伴奏を担当。
●LP「モダン・ジャズ・スクリーン・ムード」 (日本コロムビア)
1966年 8月 高橋達也がリーダーに就任。「高橋達也と東京ユニオン」誕生。
1967年 この頃,赤坂のクラブ「コパカバーナ」を主な仕事場とする。
ジャズは高橋自身が編曲し,仕事の合間の楽しみで演奏していた。
1968年 この頃よりテレビの歌伴の仕事が中心となる。
モータウン・フエステイバルで伴奏を務める。日本ビクターでLP化。
●LP「モータウン・フエステイバル・イン・トーキョー」(日本ビクター:SJET-8040)
1968年2月13日渋谷公会堂 実況録音
スティービー・ワンダー(vo) マーサとバンデラス(vo)
1971年 渋谷「オスカー」に定期出演開始。(月1回) 本格的にジャズ喫茶進出。
(1/29,3/31,6/28,8/31・・・)
5/30 銀座「ジャンク」出演。
[この頃のメンバー]
高橋達也,鈴木和雄(ts),富樫巧,千葉雄司(as),円谷淳二(bs)
川口日出男,宮崎英治郎,高橋元,日下部徳一郎(tb)
吉田智次郎,数原晋,小林親男,山口耕二郎(tp)
金山正浩(p),藤田知也(b),四方田勇夫(ds)